○「生涯発達看護学教育研究分野－母胎期」のページ

【分野（領域）紹介】
生涯発達看護学教育研究分野（母胎期領域）は、人間が生まれ、生涯が始まる時期であると同時に、女性（母親）が生命を生成し、育み、その誕生を迎える時期です。
その期間は、妊娠期・分娩期・産褥（出産後の母親）期・新生児（生まれたばかりの赤ちゃん）期にわかれています。
１年生では『人間の発達と健康概論』の講義で母親と胎児（子宮の中の赤ちゃん）について学習し、実習では産科外来に行き、妊婦さんに話しを聞き、胎児と母親の健康について学びます。
２年生では、『人間の発達と健康各論Ⅰ』の講義で、妊娠・分娩・産褥と新生児の正常な経過や健康状態に影響する環境を学習します。また、『生涯発達看護学各論Ⅰ』では、母胎各期にある人々への看護と必要な看護技術を学びます。
３年生の後期では産科病棟に実習に行きます。
４年生ではさらに看護を深めるために母胎期に関連ある学習課題を見つけて、実習や卒業研究を行っています。

【研究紹介】
母胎期の教員は主に妊婦や母親の心理、親となる過程の発達と支援の研究を行っております。
子どもを迎える夫婦は、妊娠期から育児期にかけて、親になります。親になるためには、夫婦関係や親子関係、役割、生活などを調整していく必要が出てきます。そこで、妊娠期に夫婦の持つ力や子育て環境などのアセスメントを行い、それに基づいて妊娠期～育児期の夫婦に対して個別に支援を行っています。
その他、母乳育児や子育て支援、月経やリプロダクティブヘルス・ライツ（性と生殖に関する健康と権利）、妊婦・産婦・褥婦への看護に関する研究を行っています。