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診療放射線学部教員の3論文が国際誌に掲載されました。

診療放射線学部の小倉明夫教授の原著論文3編が国際学術誌に掲載されました。

小倉教授は、MRI拡散強調画像に関する研究において、1)シミュレーションによる効果的なデータ取得法を開発し、2)拡散係数の性質分析を通して診断を向上させる方法を考案しました。また、造影剤を使わずに血流測定ができる方法を最適化し、癌の診断に繋げました。一連の研究により、MRIを用いた画像診断がさらに発展することが期待されます。

1. Optimal b values for generation of computed high-b-value DW images. AJR 206, 713-718, 2016

Akio Ogura1, Daisuke Koyama2, Norio Hayashi1, Isamu Hatano3, Kohki Osakabe4 and Natsumi Yamaguchi5

1Graduate School, Gunma Prefectural College of Health Sciences, 323-1, Kamioki-machi, Maebashi, Gunma, Japan.
2Department of Radiology, National Hospital Organization Matsumoto Medical Center, Matsumoto, Japan.
3Department of Radiology, Jichi Medical University Hospital, Tochigi-ken, Japan.
4Department of Radiology, Gunma Saiseikai Maebashi Hopital, Gunma, Japan.
5Department of Radiology, Tokyo Metropolitan Tama Medical Center, Tokyo, Japan.

MRIの画像診断法の拡散強調画像というものがあります。これは、細胞の分子運動を大きさを画像化するもので、癌などの悪性腫瘍は分子運動が小さいため、拡散強調画像によって癌の検出や悪性度を評価できます。
しかし、この撮像は拡散の度合いを詳細に見るためには、多くの条件で撮像する必要があり時間がかかります。この論文では、実際に撮像しなくても計算によって多くの条件の画像を得ることができるcomputed DWIにおいて、効果的なデータ取得法を研究しました。この研究によって、より短い時間で患者さんの癌の検出や評価が可能となりました。
http://www.ajronline.org/doi/abs/10.2214/AJR.15.14867

 

2. Novel evaluation of Intravoxel Incoherent Motion using Fourier Analysis for prostate cancer detection. J Diagn Tech Biomed Anal 2016, 5(1)

Akio Ogura1*, Fumie Maeda2 and Katsumi Hayakawa3

1Graduate School, Gunma Prefectural College of Health Sciences, Japan
2Department of Radiology, Kyoto City Hospital, Japan
3Department of Radiology, Iwate Prefectural Kamaishi Hospital, Japan

MRIで毛細血管の血流量を評価するために、IVIM(intravoxel incoherent motion)という撮像法があります。この方法によって、造影剤を使用しなくても癌の悪性度を評価することが可能です。
この論文では、IVIMの評価の指数として最適なものを考案して発表しました。この指数を使用することにより、より詳細な血流量を評価することが可能となりました。
http://www.scitechnol.com/peer-review/novel-evaluation-of-intravoxel-incoherent-motion-using-fourier-analysis-for-prostate-cancer-detection-gnAu.php?article_id=5265

 

3. Importance of fractional b value for calculating apparent diffusion coefficient in DWI. AJR 207,1239-1243, 2016

Akio Ogura1, Isamu Hatano1,2, Kohki Osakabe1,3, Natsumi Yamaguchi1,4, Daisuke Koyama1,5 and Haruyuki Watanabe1

1Graduate School of Radiological Technology, Gunma Prefectural College of Health Sciences, 323-1, Kamioki-machi, Maebashi, Gunma 371-0052, Japan.

MRIで拡散強調画像は人体の分子運動を表現しますが、人体中の分子運動は例えば細胞壁や細胞腔というもので遮られているため、自由に拡散することができません。すなわち、この拡散の度合いは分子が動くことができる細胞の空間の大きさや形を示していることになります。人体では、この拡散係数を大きく分けると2つに分類されますが、この2つの割合(fractional b value)を知ることで、画像診断に大きな役割を果たすことをこの論文で証明しました。今後の患者さんの画像診断に役立つ研究です。
http://www.ajronline.org/doi/abs/10.2214/AJR.15.15945

 

2017年02月04日

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