2020年8月31日

後期セメスター開始へ向けて

前期セメスターでは、新型コロナウイルス感染に伴い、国による緊急事態宣言の発出や、群馬県からの県立学校休業要請があり、授業開始が5月になるとともに、オンライン中心の授業となりました。この間、ウイルスの性質や、感染を避ける方法について、多くの事が分かってきました。当面は、この厄介なウイルスに対し、一人ひとりの注意深い行動により、感染防止と社会活動の両立をはかり、いわゆる｢withコロナ｣の時代を乗り切って行くこととなります。

後期セメスターにおいては、感染防止に配慮しつつ可能な限り学びの機会を提供し、皆さんの学修や大学生活が円滑に進むように配慮します。具体的には、次のように計画しています。講義は対面とオンラインの併用とします。EBPや卒業研究などの少人数教育は対面でおこないます。実技をともなう演習、実習等は対面を基本とします。学外の病院等での実習は、受け入れ可能となった施設で実習をおこないます。図書館、ラウンジ、マルチメディア教室なども、可能な限り利用可能とします。個々の授業の実施形態については、後ほどお知らせします。

本学は、保健医療系の大学であり、まさに｢withコロナ｣の時代に必要な人材養成をおこなっています。その運営に社会は大きな期待をしています。学生の皆さんは、将来の保健医療を担う人材として、自覚ある行動をとってください。特に感染の可能性の高い場所へ出向いたり、活動することは厳に慎むよう、お願いします。

全国や県内のコロナウイルス感染状況は日々刻々と変わっています。ここでお示しした後期へむけての方針は、今後の感染状況の変化等により変更せざるを得なくなる可能性もあります。本学は、変化する感染状況の中で取り得るベストと思われる方法で、皆さんの大学生活を支援して行きます。

 

群馬県立県民健康科学大学　学長
高田邦昭