2021年2月6日に開催された第58回群馬放射線腫瘍研究会において、本学大学院診療放射線学研究科診療放射線学専攻博士前期課程1年の吉田達也さん（公立館林厚生病院所属）が表彰されました。大学院での研究内容を発表したものです。
発表演題名は「放射線防護具を用いたkV-2D撮影時の水晶体被ばく線量低減効果の評価」で、本研究は、近年放射線治療において必須となったIGRT(Image-guided Radiation Therapy; 画像誘導放射線治療）における患者さんの水晶体被ばく線量の低減のために放射線防護具を用い、その線量低減効果を評価したものです．放射線治療では病巣に高い線量の放射線を照射しますが，照射位置を正確に合わせるための画像の撮影に使用されたX線による水晶体への被ばく線量を低く抑えることはとても重要です。本研究により放射線防護具を用いて水晶体の被ばく線量をより低く押さえることができるようになりました．（研究指導：診療放射線学部 佐々木浩二教授）