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診療放射線学部教員の日本医用画像工学会功績賞の受賞について
本学診療放射線学部の大﨑洋充教授が、一般社団法人日本医用画像工学会より、医用画像工学分野において「骨シンチグラム解析AI の開発、実用化、および普及」に関する功績が顕著であるとして、日本メジフィジックス株式会社や他大学の研究者と共同で2023年度の功績賞を受賞しました。
【受賞対象となった⾻シンチグラム解析AI を搭載した医療機器プログラム「核医学画像解析ソフトウェアVSBONE®️ BSI」について】
核医学検査の代表的な検査である⾻シンチグラフィで得られた全⾝像を処理し、診断補助としての情報を提供するプログラムです。VSBONE®️ BSIは、⾻格の解剖構造を認識し、膀胱等を除いた⾼集積部位(ホットスポット)の設定を⾏い、⾻転移の広がりを定量化した指標である「Bone Scan Index:BSI」を算出します。⾻格の解剖構造認識、ホットスポットの設定には、ディープラーニングを⽤いたニューラルネットワーク(学習済みモデル)を使⽤しています。VSBONE BSI®️は、BSI の算出に加え、治療経過に伴って得られた複数の画像を同じ濃度で並べることで経過を観察しやすくするなど、医療現場での画像診断補助に貢献しています。
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2023年08月04日