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新入生へいただいたお祝いメッセージ

                                                                2020年4月6日

 

新型コロナウィルスによる感染拡大を受け、大変残念ながら、今年度の入学式挙行を見送らせていただくこととなりました。

そこで、本来であれば、入学式において、来賓の方々から新入生の皆さんに直接いただくお祝いの言葉を、学長告示とともにご紹介させていただきます。

 

【学長告示】

告 辞

新入生の皆さん、入学おめでとうございます。また、御家族をはじめとする関係者の皆様にも、心からお喜び申し上げます。群馬県立県民健康科学大学の教職員一同を代表して、新入生の皆さんを、心から歓迎いたします。

看護学部へ入学する皆さん。医療技術が高度に発達する一方で、高齢化が進むこの時代において、看護師は、最先端の医療をおこなう大病院の手術室から、訪問看護ステーションでの在宅看護まで、医療の幅広い最前線で、患者さん一人ひとりに寄り添って活躍しています。また保健師は、保健所等で、住民が健康な生活を送れるように日々奮闘しています。本学での4年間の学びの中で、看護職者として活躍していく上でのゆるぎない基盤を作ってください。

診療放射線学部へ入学する皆さん。画像診断技術や放射線治療技術は、MRIや粒子線治療をはじめとして、ますます高度化しています。これらの機器の能力を引き出すうえで、診療放射線技師は要となります。本学で、技術革新に対応できる力を持った診療放射線技師として活躍していく上でのゆるぎない基盤を作ってください。

大学院へ入学する皆さん。看護学研究科では、看護の実践、院内教育、管理等において、リーダーとなれる人材の育成を、また診療放射線学研究科では、高度な画像診断や治療機器の時代を切り拓くリーダーとなれる人材の育成を、それぞれ目指しています。博士前期課程においては修士号、博士後期課程においては博士号取得を目指して頑張ってください。大学院では、自ら課題を見いだして探求する姿勢が特に求められます。大学院修了時には、それぞれの分野でのリーダーとしての、実力と自信とが、皆さんに備わっていることでしょう。

看護学教員養成課程へ入る皆さん。この課程は、看護師養成機関の教員養成をおこなう課程です。本学の看護教育学を専門とする教員が中心となって、地域連携センター事業の一環として運営されています。この課程で学び、地域の看護師養成に大いに貢献してください。

看護師特定行為研修課程へ入る皆さん。今年度、新たに開設されたこの課程は、手順書により一定の診療の補助を行う看護師を養成するもので、これも地域連携センター事業の一環です。一年間の研修により、高齢化の進む地域の医療を支える頼もしい人材となってくれることでしょう。

再生医療や、がんの免疫療法などの新しい治療法の開発や、一人ひとりの遺伝情報の活用など、医療の変革は止まる所を知りません。一方で、日本の社会は、急速に少子高齢化が進み、それに伴って、保健・医療体制の再構築も進んでいます。グローバル化のもとで、人や物の動きが活発になる中、新型コロナウイルス肺炎のような新興感染症が、短期間に世界中に広がりました。そして、それが保健・医療の面に止まらず、私たちの暮らしに対して極めて大きな影響を及ぼすことを体験しています。この様な変化の時代にあって、自ら考えながら変化に柔軟に対応し、時代を引っ張っていく人材の養成が求められています。学部に入学した皆さんは、看護師、保健師、診療放射線技師の国家試験で要求されることを確実に学び身につけるとともに、保健・医療分野の変化に対応できる、物の考え方を始めとする基盤となる力、学士力をつけてください。大学院博士前期課程や後期課程、さらに看護学教員養成課程や看護師特定行為研修課程の皆さんは、それぞれの国家資格、学士号、修士号等の上にさらに高度な研究力、教育力、実践力などを積み上げてください。

本学は上毛三山の一つの赤城山の麓、上毛かるたに、「裾野は長し 赤城山」と読まれた長い裾野の上に位置しています。皆さんもこれからは毎日赤城山を眺めながら学ぶこととなります。赤城山を見るたびに、自らの中に知の赤城山を築くことを思い起こしてください。本学では、保健・医療の現場ですぐに役に立つ知識、技術、態度はもちろんですが、世の中がどの様に変わっても対応できるように、「どうして、そうなっているのか」、「何のために、そうするのか」というような、原理、物事の捉え方、考え方などについても学んでください。学ぶことは、山登りにもたとえることができます。学部、大学院、研修のための課程と、登る山は皆違いますが、頂上からの眺めを楽しみにして、大学での生活を送ってください。

それでは、入学に際し、本学について、少しご案内させていただきます。本学のルーツは、昭和二十七年開設の群馬県立看護学院と、昭和三十三年開設の群馬県立診療エックス線技師養成所にあります。以来、県立福祉大学校、県立医療短期大学を経て、六十年以上にわたり、保健師、看護師、診療放射線技師の養成をおこない、これまでに、六千人を超える人材を輩出してきました。現在の形での本学は、保健師、看護師、診療放射線技師の養成や、研究成果を地域に還元して地域の保健・医療・福祉環境の更なる向上に寄与することを建学の基本理念として、平成十七年に短期大学を継ぐ形で四年生大学として開学しています。この「伝統ある若さ」が本学の特長です。昨年度には、大学院博士後期課程の修了者3名に対して看護学と診療放射線学の博士号を本学が初めて授与し、学士号、修士号、博士号の三つを出せる大学として着実に歩んでいます。

本学のある群馬県は、関東平野の北西部、東京から約100キロメートルという絶妙の所に位置しています。県外出身の方は、年中明るい太陽の光があふれる群馬県の魅力の虜となることでしょう。また、群馬県出身の方は、県外出身者とともに過ごす中で、群馬県の魅力を再発見することでしょう。皆さんが本学でしっかり学び、卒業・修了し、地域で活躍してくれることを県民は大いに期待し応援しています。

今日から始まる皆さんの本学での学びの日々は、決して平坦ではないと思いますが、夢の実現に向かって一歩一歩歩んで行ってください。皆さんの明るい未来、そして、すばらしい明日の地域を創って行くために、本学での学生生活が実り多いものとなることを祈念して、私からのお祝いの辞といたします。

令和2年4月6日
群馬県立県民健康科学大学 学長 高田邦昭

 

 

【群馬県知事からのメッセージ】

祝 辞

新入生の皆さん、御入学おめでとうございます。これまで大きな愛情を持って育んでこられた御家族の皆様におかれましても、お喜びのことと心からお祝いを申し上げます。

また、群馬県内はもとより、全国から多くの新入生を迎えることができました。県民を代表して、心から歓迎を申し上げます。

さて、現在、県では新型コロナウイルス感染症への対応に全力で当たっているところですが、皆さんが志している医療に関わる方々をはじめ、様々な分野・職種の人たちと、連携・協力して取り組んでいくことが重要であると、改めて感じているところです。

これから皆さんが学ばれる群馬県立県民健康科学大学には、県内にある4つの県立病院などでの質の高い実習をはじめ、先進的な教育カリキュラムが用意されています。また、豊富な実践経験と高い研究能力を持つ先生方が、皆さん一人ひとりにきめ細かく指導してくださることと思います。この春に卒業された皆さんの先輩方は、保健師・看護師・診療放射線技師ともに国家試験に全員合格という、快挙を成し遂げられました。

この教育環境を大いに活用して学業に励まれるとともに、ぜひ、ここ群馬の地で、自然や文化に触れ合い、多くの人と出会い、豊かな人間関係を築き、視野を広げてください。
皆さんが充実した学生生活を送り、地域医療を支える医療人に成長されることを心からお祈り申し上げ、祝辞といたします。

群馬県知事 山本 一太

 

 

【群馬県議会議長からのメッセージ】

祝  辞

皆さん、御入学、誠におめでとうございます。

また、これまで深い愛情で育んでこられた保護者の皆様にも、心からお祝いを申し上げます。

さて、現在、我が国の保健医療を取り巻く環境は、本格的な人口減少や超高齢社会の進展など、大きく変動している一方、新型コロナウイルス感染症への対応等、様々な課題に直面しており、医療に対する期待は、ますます高まっております。

そのような中、群馬県立県民健康科学大学では、保健医療専門職としての実力をつけるための理論と実践を融合した「先進的カリキュラム」のもと、豊富な実践経験と高い研究能力を兼ね備えた教員の方々が、丁寧に指導されていると伺っております。

新入生の皆さんには、本学の学生として高い志と誇りを持って、深い教養と豊かで魅力ある人間性を養い、人々の健康維持・促進に対する強い使命感と高い倫理観を兼ね備えた人材となることを、心から期待しております。

また、縁あって過ごすこととなったこの群馬の地において、学業のみならず、同じ志を持つ仲間と、充実した素晴らしい時間を共にし、大きく成長してください。

結びに、皆さんの学生生活が輝かしく実りあるものとなりますよう、心から祈念申し上げ、お祝いの言葉といたします。

群馬県議会議長 狩野 浩志

 

 

【お祝いの言葉をお贈りくださった方々(五十音順)】

・学校法人学文館 理事長 澁谷 朋子 様

・共愛学園前橋国際大学 学長 大森 昭生 様

・桐生厚生総合病院 院長 加藤 広行 様

・公益社団法人群馬県看護協会 会長 荻原 京子 様

・公益社団法人日本診療放射線技師会 会長 中澤 靖夫 様

・埼玉県病院事業管理者 岩中 督 様

・衆議院議員 尾身 朝子 様

・高崎商科大学・高崎商科大学短期大学部 学長 渕上勇次郎 様

・前橋赤十字病院 院長 中野 実 様

 

 

2020年04月06日

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