看護学研究科
研究科長メッセージ

看護学研究科長 大澤真奈美(OSAWA Manami)

看護学は、人の命と暮らしに深くかかわる学問です。だからこそ、確かな実践力と豊かな人間性、そして広い視野が求められます。本研究科では、「人間の尊厳を大切にし、科学的根拠に基づいて看護や教育を実践できる研究者や教育者の育成」を教育理念とし、実践と学術の両面から、より良い未来を創る担い手を育てています

博士前期課程では、EBP(Evidence-Based Practice)の実現を目指し、地域の健康課題に向き合う実践力や、高度な教育力を養います。また、スタッフ・ディベロップメントやファイアルティ・デベロップメントに貢献できる人材としの成長も期待されます。

博士後期課程では、自律的に研究を進め、組織や地域の枠を超えて看護の発展に寄与する力が求められます。管理・教育・研究の多面的な視点をもち、社会に新たな価値を生み出す存在へと歩みを進めてください。

大学院での学びは、「正解」を得る場ではありません。自ら問いを立て、考え、探求し続ける姿勢が大切です。悩んだり、立ち止まったりすることもあるでしょう。それもまた、成長の過程です。私たち教職員は、皆さんが自分らしく学び、安心して挑戦できる環境づくりを大切にしています。

この大学院での時間が、皆さん自身の可能性を拓き、看護の未来に貢献する実り多いものととなることを心から願っています。