看護学研究科
在学生の紹介

博士前期課程

「根拠ある質の高い看護を目指して」
看護学研究科 看護学専攻 実践看護学領域|堀 史成さん(前橋赤十字病院勤務)
私は本学卒業後、前橋赤十字病院の身体合併精神科病棟に勤務しています。当院は急性期病院であり、日々多くの救急患者さんを受け入れています。手術室や身体合併精神科病棟での勤務を通して、自殺企図や自傷行為によって身体的損傷を負い搬送される方が非常に多いと感じていました。また自殺や自傷行為を繰り返し、何度も搬送される方もおり、このような患者さんへの対応や退院支援に困難を伴うことが多くありました。総合病院にある精神科病棟の看護師として、どのような対応をすれば、患者さんへの再自殺企図・自傷行為を回避することができるのか、またできたのかと、日々葛藤しておりました。このような看護上の問題・困難の解決を目指し、大学院進学を決意しました。

私は長期履修制度を利用し、臨床現場で働きながら学修しています。大学院には、私のような病棟の一スタッフだけでなく、管理者や専門分野に特化した方、看護学校・大学の教員など様々な経験、知識をもつ立場の方がいます。このような方々と講義やディスカッションを通し共に学修を深めることで、より広い視点で看護を捉えることができるようになると思います。

今後は、精神的に苦しんでいる患者さんの一助になれるよう、大学院での学修や研究を深めていきたいと思います。また、研究成果を活用することで、自身の看護にしっかりとした根拠をもち、患者さんに質の高い看護を提供していきたいと考えております

博士後期課程

「重症心身障害児(者)とその母親へのさらなる支援の探索」
看護学研究科 看護学専攻 機能発展看護学領域|増田 政江さん
私は、看護師、保健師を経て、地域で暮らす障害のある方とその家族を支える障害者支援施設に勤務していました。これらの実践経験の中で重症心身障害児(者)とその母親に出会い、重症心身障害児(者)にはケアの中心的担い手である母親の支援が重要であることを感じ、母親の支援について修士課程において取り組みました。その修士課程で得た知見をもとに実践する中で、どうしてなのだろう?」「どうすればよいのだろうか?」などの新たな問いが心に湧き上がり、さらに一歩踏み込んだ重症心身障害児(者)の母親への支援について博士後期課程で取り組みたいと考えるようになりました。その一方で私は、博士後期課程に進学することを躊躇しておりました。この様な中で、本学の大学院説明会に参加し、私の新たな問いについて理解しその方策を支援してくださる先生方に出会い、ここで学修することを決意しました。

現在は学修に専念し、重症心身障害児(者)の母親へのインタビュー調査を通して心理的支援の探索に取り組んでいます。博士後期課程における研究内容や履修内容は、今までの取り組みと比べ看護職者として本質を追求するような濃密な内容であり、道のりは決して容易ではありません。しかし、知識や経験が豊富である様々な分野の先生方が向かう道を照らし支持してくださいます。その探索の先には、重症心身障害児(者)とその母親へのさらなる支援が得られると考えます。