群馬県立県民健康科学大学 > 教育・研究 > 教育 > 履修ガイド(大学院)
教育
履修ガイド(大学院)

(1) 単 位
大学院を修了するためには、博士前期課程は2年以上、博士後期課程は3年以上在学し、定められた単位(※以下<修了単位>参照)を修得しなければなりません。単位とは、学修の量を示す目安となるもので、修得単位数によって修了の可否が判定されます。1単位は45時間であり、この45時間には自己学修時間が含まれます。単位の計算方法は、授業形態や授業の効果により次のように異なります。

<修了単位>
・看護学研究科博士前期課程:32単位以上
・看護学研究科博士後期課程:16単位以上
・診療放射線学研究科博士前期課程:30単位以上
・診療放射線学研究科博士後期課程:12単位以上

■ 講義・演習
1単位を修得するために必要な授業時間は15~30時間、自己学習時間は30~15時間です。(注:大学院では90分の授業時間を2時間とみなします。)

■実験・実習・実技
1単位を修得するために必要な授業時間は30~45時間、自己学習時間は15時間~0時間です。
大学院では、教室内での授業時間が全てではありません。学科目修了時の試験や課題は、皆さんの自主的な学習時間を前提としており、これに合格した場合に単位が修得できる仕組みとなっています。

 
(2) 履 修
ア 履修計画
履修計画は、学生便覧に記載されている「授業科目・単位」「修了要件」を参考にして各自で立案する必要があります。「授業科目・単位」「修了要件」をよく確認し、効果的な学習計画、科目年次配分を計画してください。
なお、履修計画に関する質問があれば、研究指導教員に相談してください。

 
イ 履修登録
履修登録とは、前期セメスター及び後期セメスターの開始時に、それぞれのセメスターに履修する科目を届け出る手続きのことです。
履修を登録していない科目については、試験を受けられませんし、単位も認められません。所定の期日までに学務システムにより履修登録を済ませてください。
履修登録手続きに関する問い合わせは、事務局教務係へ連絡してください。履修すべき科目は、皆さんの自己責任において決定し、所定の期間内に登録を完了しなければなりません。登録を怠れば、当該年度における履修の権利を放棄したことになりますので、期限内に履修登録をすませてください。
登録には、一定の変更期間を設けます。変更期間終了後の変更は別途申請が必要になります。

 
ウ 履修制限
1年間に登録できる履修科目の上限は、以下<上限単位>のとおりです。ただし、集中講義として開講する授業科目及び特別研究は、この中に含みません(看護学研究科博士前期課程においては、課題研究及び講習会修了要件充足科目も上限単位に含まれません)。
同一時限に重複する授業科目の履修は認められません。時間割の調整が可能であり、他の科目の学修に支障をきたさない場合に限り、すでに単位を修得した科目を再履修することが可能です。ただしこの場合、新たに履修した際の成績が優先されます。一度合格した科目が再履修の結果不合格になった、あるいは成績が下がったなどの場合にも、その結果が卒業の要件となりますので十分留意してください。
また、時間割が年度の途中に変更となる場合もありますので、事務局掲示板等の掲示は、必ず確認する習慣をつけてください。

<上限単位>
・看護学研究科博士前期課程:24単位
・看護学研究科博士後期課程:10単位
・診療放射線学研究科博士前期課程:24単位
・診療放射線学研究科博士後期課程:8単位
(3) 授 業
授業の時間割は学生便覧に掲載のとおりです。履修者数その他の事情により、教室や時間が変更されることもあります。その場合は、事務局掲示板等で連絡しますので注意してください。
また、選択科目において、履修者数が極端に少ない場合は開講しないことがあります。

 
(4) 授業時間
本学の授業時間は次の通りです。
・Ⅰ時限 09:00 – 10:30
・Ⅱ時限 10:40 – 12:00
・Ⅲ時限 13:00 – 14:30
・Ⅳ時限 14:40 – 16:10
・Ⅴ時限 16:20 – 17:50                                                                                        ・Ⅵ時限 18:00 – 19:30                                                                              ・Ⅶ時限 19:40 – 21:10

 
(5) 休 講
担当教員にやむを得ない事情が発生した場合などは、授業を休講することがあります。
休講の場合は、掲示板に掲示します。
休講の掲示・連絡がないにもかかわらず、授業開始後30分以上経過しても担当教員が入室しない場合は、休講とみなします。

 
(6) 単位認定
各授業科目の単位認定は、試験、発表、討議、レポートなど科目毎に異なります。各科目が、どのような評価方法で単位認定を行うかは、シラバスの該当欄に記載してありますので、よく確認してください。

 
(7)評価
ア 成績評価は、教科担当教員による試験(筆記・口頭・実技など)、レポート、講義、実習への出席及び学修態度などに基づいて行われます。評価は100点満点とし、それぞれA、B、C、D及びFで表し、D以上の評価は合格、Fの評価は不合格とします。
成績 評価 判定

科目GP(グレード・ポイント)

90点以上 合格
80点以上90点未満 合格
70点以上80点未満 合格
60点以上70点未満 合格
60点未満 不合格
イ GPA制度

本学では学習指導のためにグレード・ポイント・アベレージ(Grade Point Average、以下「GPA」とする)を用いています。これは、授業科目の成績に応じてグレード・ポイント(以下「GP」とする)を定め、当該授業科目の単位数を乗じ、その合計を履修した授業科目の総単位数で除して算出します。これにより、学生にとっては学習活動を自己評価するための、教員にとっては授業を自己評価するための客観的な資料を提供することになり、究極的には大学の教育の質の向上を目指して導入されています。詳しくは学生便覧を御覧下さい。

 
(8)既修得単位の認定
大学院を修了又は退学し、本研究科に入学した者については、その大学院で修得した科目について(本学の科目等履修制度により修得した単位も含む)、すでに本学での単位を修得したものとして認定を受けることができます。該当者は、事務局教務係にて所定の手続きを行ってください。

 
(9)修了要件
〔博士前期課程〕

博士前期課程に2年以上在学し、上記(1)に示した各研究科所定の単位以上を修得し、かつ、必要な研究指導を受けた上、本学大学院の行う学位論文又は特定の課題についての研究の成果の審査及び最終試験に合格した者に対し、大学院研究科教授会の意見を聴いて、博士前期課程の修了を認定します。ただし、在学期間に関しては、優れた業績をあげた者については、博士前期課程に1年以上在学すれば足りるものと認められる場合があります。

〔博士後期課程〕

博士後期課程に3年以上在学し、別に定める所定の単位以上を修得し、かつ、必要な研究指導を受けた上、本学大学院の行う学位論文の審査及び最終試験に合格した者に対し、大学院研究科教授会の意見を聴いて、博士後期課程の修了を認定します。ただし、在学期間に関しては、優れた業績をあげた者については、看護学研究科にあっては1年以上、診療放射線学研究科にあっては2年以上、博士後期課程に在学すれば足りるものと認められる場合があります。

 

☆教育に関する事項については、学生便覧の「Ⅲ教育課程及び教育方法」も併せて御覧下さい。

→ 学生便覧掲載ページ