群馬県立県民健康科学大学 > 学生に読んでほしい本 > そのときうんちはどこにいる? 榊原千秋 監修、きたがわめぐみ 作、日本看護協会出版会、2020年【2020年度推薦】
そのときうんちはどこにいる? 榊原千秋 監修、きたがわめぐみ 作、日本看護協会出版会、2020年【2020年度推薦】
日本看護協会出版会から出版された絵本を紹介します。
この絵本には、「ぼく」が朝食に食べたバナナが、「ぼく」がこうしているとき、どこで、どのようになっているのかが、解剖生理学に則って書かれています。監修している榊原先生は、保健学博士であり、「うんこ文化センターおまかせうんチッチ代表」を務めるうんちのプロとも言える方です。
私が皆さんにこの絵本を紹介する理由は、お子さんに読み聞かせるだけではなく、いろいろな活用法が考えられると思ったためです。繰り返しとなりますが、消化、吸収、排便までの流れが解剖生理学に則って記載されていますので、絵本を見ながら解剖生理学の復習ができます。「胃液」や「胆汁」という言葉も出てきますので、それらの消化酵素の働きを思い出しながら読むこともできます。実習に行く学生さんであれば、排便することに援助が必要な一般の方に、わかりやすく説明するための例として活用することができます。ぜひ、手に取って読んでいただき、いろいろなシーンで活用していただけたらと思います。
看護学部 講師 鈴木 恵理 (請求記号 E ソ)
2021年02月22日