群馬県立県民健康科学大学 > 学生に読んでほしい本 > 考える看護―ナースのための哲学入門 ジャン・リード,イアン・グラウンド著、原信田実訳、医学書院、2001年【2022年度推薦】
考える看護―ナースのための哲学入門 ジャン・リード,イアン・グラウンド著、原信田実訳、医学書院、2001年【2022年度推薦】
あなたは、看護を実践するとき、どんなことを大切にしていますか。自分自身の根底にある看護に関する考えはどのようなものか、考えたことはありますか?
今回紹介する本は、自分の看護に対する考えや価値観を探求できるように、疑問の形で問いかけ、考え方を提案しています。そのため、例えばレポートや就職面接等で、自分の看護観を伝える際の参考になると思います。
この本は、看護学と哲学の教授者である2名の著者による原作の全訳書です。9章から構成され、各章に訳者による日本語の参考文献リストがあるため、更に考え方の手掛かりを見つけることができます。
副題に「ナースのための哲学入門」とありますが、目次の順番で読むのではなく、気になる章から読むことをお勧めします。一つの章を読み終える頃には、他もきっと読んでみたくなります。今まで気付いていなかった、自分の哲学に出会うことが出来るかもしれませんね。
看護学部 助教 田村 香奈(請求記号 N120)
2023年02月28日