群馬県立県民健康科学大学 > 学生に読んでほしい本 > 嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え 岸見一郎/古賀史健【著】、ダイヤモンド社 、2013年【2025年度推薦】
New 嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え 岸見一郎/古賀史健【著】、ダイヤモンド社 、2013年【2025年度推薦】
この本は、アドラー心理学を対話形式でわかりやすく解説した一冊です。タイトルからは「嫌われてもよい」「自由に生きよう」といった印象を受けるかもしれませんが、実際に読んでみると、その本質は異なります。
本書の中心にあるのは、アドラー心理学の「課題の分離」という考え方です。他人の評価や周囲との比較に振り回されるのではなく、「いま、ここ」で自分が向き合うべき課題に集中し、自分の意思で行動することの大切さを教えてくれます。
看護師は、対象者の抱える問題や課題を見極め、その解決を支援します。その際には、自分の感情に流されたり、相手の課題を自分のものと誤って抱え込んだりしない姿勢が必要であり、まさに「課題の分離」が求められます。
本書には、看護実践の質を高めるヒントだけでなく、一人の人間として、そして将来の看護専門職者として成長するための気づきが詰まっています。看護を学ぶ学生に、ぜひ読んでほしい一冊です。
看護学部 講師 湯澤 香緒里(請求記号 146.1/シ)
2026年02月27日




